電気代の内訳は大きくわけて、【基本料金+電気使用量料金+再エネ賦課金+燃料調整費】です。このうち、自家消費型太陽光発電によって削減できるのは「再エネ賦課金」と「電気使用量料金」の2 つです。
再エネ賦課金は、電力会社から購入する電気使用量に比例します。
自家消費型太陽光発電によって得られた電気には再エネ賦課金は含まれません。
つまり、自家消費型太陽光発電の電気を使用した分、再エネ賦課金を抑えられます。
たとえば、10 万kWh の電気使用量であれば、再エネ賦課金は33.6 万円となります。
(2021 年度の再エネ賦課金3.36 円/kW の場合)
電気使用量料金は、再エネ賦課金と同様に使用した電力量に応じて増額されるものです。
たとえば、契約している電力会社が東京電力エナジーパートナー(業務用電力契約電力500kW 未満)の場合、1kWh の使用電力に対して約17 円です。(2020 年11 月現在)
自家消費型太陽光発電によって、電力会社から購入していた年間10 万kWh の消費電力量から7 万kWh まで減らせれば、単純計算で年間で約50 万円の電気使用量料金を削減できます。
【17 円×30,000kWh(削減分)=510,000 円】